笠置寺弥勒菩薩磨崖仏【笠置町観光/関西本線観光スポット】
写真提供:古都テレビ
日本最古の線形磨崖仏
笠置寺縁起によると、寺の開山は白鳳時代となっていますが、巨岩を中心にした自然物信仰は、有史以前よりおこなわれていたと推測されています。これがやがて具体的な形を成したものが、本尊とされる弥勒大磨崖仏や虚空蔵の磨崖仏です。これらは巨大な岩に仏の姿を刻みつけたもので、奈良時代末期のものと推定されています。のちに平安の末法思想に伴う弥勒信仰の隆盛とともに庶民から貴族までの信仰の対象となり、「笠置詣で」の風習を生みました。元弘の乱によって大磨崖仏は焼け落ち、今は光背の形を残すのみですが、虚空蔵石のほうは優美な線で刻まれた磨崖仏の姿が今もくっきりと残り、日本で最大最古の線形磨崖仏として保護されています。
【笠置寺アクセス】 |
JR関西本線 笠置駅より徒歩45分
京都から ・国道24号線・国道163号線経由 ※自家用車の駐車は山上駐車場へ。料金は500円です。 |
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【笠置寺MEMO】 |
開催時間・営業時間 夏期 8時30分~17時 冬期 9時~16時 料金 拝観料 大人300円 中学生以下100円 京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29 |
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