杭全神社(くまたじんじゃ)【大阪市平野区観光スポット/関西本線観光スポット】
写真提供:公益社団法人 大阪観光局
貞観4年(862)、平安時代初期の征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の孫・当道(とうどう)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)を勧請して第一殿に平野郷の氏神として祀り、創建したと伝えられている古社です。鎌倉時代初めの建久元年(1190)には、熊野三所権現を勧請して第二殿に祀り、さらに後醍醐天皇の勅命で伊弉册尊(いざなみのみこと)速玉男尊(はやたまのをのみこと)事解男尊(ことさかのをのみこと)を第三殿に祀りました。3社殿とも、国の重要文化財です。日本で唯一連歌所が残っており、連歌会は明治以降廃れていましたが1987年に復活し、定期的に平野法楽連歌会が催されています。境内には、樹齢800年とも1000年とも言われる大クスノキ(府の天然記念物)のほか、樹齢約500年の「垂乳根(たらちね)の銀杏(いちょう)」の巨樹があります。この巨樹に願いをかけると、母乳の出がよくなったり、乳房の病が治ると伝えられています。毎年4月13日の五穀豊穣、金運を祈願する「御田植神事」(国の無形民俗文化財)では、神から授かった「福の種」を田に見立てた拝殿で蒔く行事が行われています。
杭全神社 祭事
1月
歳旦祭(さいたんさい、1日)
注連縄上げ(しめなわあげ、3日)
宇賀祭(8日)
美保祭(9 – 11日) – えびす祭とも
成人祭・とんど(せいじんさい、15日)
2月
節分祭・星祭(3日)
建国記念祭(けんこくきねんさい、11日)
3月
献花祭(けんかさい、3日)
稲荷社初牛祭(旧初牛の日)
卒業祭(15日)
祖霊祭(20日春分の日)
4月
入学祭(1日)
御田植神事(13日)
赤留比賣命神社例祭(16日)
5月
末社祭(21日)
田村祭(23日)
6月
大祓式(30日)
7月
夏祭無事遂行祈願祭(1日)
夏祭(11 – 14日) – 平野だんじり祭
赤留比賣命神社夏祭(31 – 8月1日)
9月
祖霊祭(23日秋分の日)
10月
例祭(17日)
鎮守の森フェスティバル(例祭直近の日曜日) – 秋祭
11月
鎮火祭(ちんかさい、15日)
12月
大祓式・除夜祭(31日)
杭全神社のアクセスマップ
名称 | 杭全神社(くまたじんじゃ) |
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所在地 | 〒 547-0046 大阪市平野区平野宮町2-1-67 |
時間 | 境内自由拝観可 |
休み | 無休 |
利用料金 | 拝観無料 |
主祭神 |
素盞嗚尊 伊弉册尊 速玉男尊 事解男尊 伊弉諾尊 |
御朱印 | |
札所等 | |
杭全神社アクセス |
【杭全神社へ鉄道アクセス】 ■JR関西本線「平野」駅より徒歩6分 |
駐車場 | |
問い合わせ先 | 06-6791-0208 |